2008年9月29日月曜日

Benugo's back

倒産二日目に会社中のカフェテリアから撤退したBenugoが今日から再オープン。今日の午前中に限ってただでコーヒーを提供するということでなかなかにぎやかでした。みんなでShameless!!!!!と言いつつ、しっかりただコーヒーは飲ませていただきました・・・。

それにしても会社が切り売りされ、アメリカやアジアばらばらになり、同じヨーロッパの中でもばらばらになっていくのは感慨深いものがあります。今となっては午後になってじゃんじゃんかかってきた電話もメール攻撃もなつかしい気がするなぁ~。

グローバル企業の面影はいづこへ・・・。

Is this it???

家に帰ってきたら、administratorからのレターが届いていました。

もうちょっときちんとした雇用契約書が届くのかと思っていたのでかなり拍子抜け。

倒産後の処理のプロセスと、「あなたの雇用契約はこちらから知らせが届くまで継続します」って書いてあるだけ。まぁ現時点ではそういう風にしか書けないのかもしれないけど、これだけのレターを出すのに2週間もかかったのかと思うと?????。

ヘッドハンターからの電話を無視しないでとろうと決めました・・・。

2008年9月25日木曜日

Thank God the week 2 is over!!!!!

倒産2週目が終了~。やれやれやれ。

先週金曜日に流れてきた社内メールによると、

- とりあえず社員全員が10月までは在籍扱いで給料も10月分まで払われる
- 10月以降残務整理に残る社員はひとまず12月まで雇用が保障されてボーナスも支給される
- 誰が10月以降残るかは部署によって追々通知される

とのことで、ひとまず10月分までは給料が出ることが分かって、ほっ。

わたしは病欠で居合わせなかったのだけれど、わたしの部署では金曜日に10月以降の残留組が発表されて、ドラマだったらしい・・・。しかも残留組でない社員はもう出社しなくても良いと言われたらしく、リストラと似た感じ。

わたしは月曜日の朝に、12月まで残ることになったと告げられました。

ところが。

その後、会社の一部が買収され、全社員のうち2500人程度はそちらに引き続き雇用されることに。人事リストは、そちらに移行する人、残って残務整理する人、10月で雇用が切られる人、に分かれることになり、人選で時間がかかっているらしく、いまだにその後のアップデートはないまま。

そして今日。

残った部門も買収される可能性があるとのことで、2時過ぎに5時から社内会見があるというメールが流れてきました。この話がまとまれば救われる、という人たちは悶々と5時を待ち、そして5時ちょっと前に5時半からに変更とのメールが流れ、結局そこからさらに15分遅れてアップデートがありました。

会場は超満員で、administratorsとそこの部署のheadが入ってきたとたん、シーン。続いて入ってくるはずの日本人たちは見当たらず、発表されたのは交渉継続中ということと、いますぐに10%の人員整理をするということ。

質問応答の時間はなく5分で終わり、騒然としたまま金曜日が終わりました。

やれやれ。

今の状況は、uncertainのひとこと。

まわりのみんなはせっせとヘッドハンターにコンタクトしているようですが、今の時点ではいつから新しい会社で働けるのかコミットできないし(もし12月まで残れるのであれば残ってボーナスをもらったほうが得なので)、もし1月からということにした場合それでも採用してもらえるのかどうか怪しいし(なにせ大量のCVが市場を出回っているわけなので)、とりあえず何かしなくちゃ!!!!!というパニック状態の人が大半。

毎日の仕事もまったく何もすることがない日もあれば、鬼のように立て込む日もあり、予定はまったく立ちません。

わたしはと言えば、今までが過酷なペースで仕事していたので、急にそれがなくなって拍子抜けしている部分と野次馬根性が先に立って、まだ先を思いやるところには至らず。

2008年9月21日日曜日

週末の楽しみ。

ロンドンにはめづらしく週末土日ともによく晴れました。

でもわたしは危機感に襲われているので地道に試験勉強・・・。

最近の楽しみ。週末のBBCドラマ。

土曜日 Merlin

http://www.bbc.co.uk/merlin/

日曜日 Tess

http://www.bbc.co.uk/tess/

ネット上でも見られます。

2008年9月20日土曜日

秋ですなぁ~

倒産前・倒産後の騒動ですっかり疲れ果てたのか、昨日おとといと寝込み、会社は休み。今日は朝からふらつきながらも学校へ。financial instruments, creditor, share等々の単語に異様に敏感になっていることに気がついて、実は結構会社の倒産はショックな出来事だったんだなぁ~と改めて思った一日でした。アメリカ政府もどうせならもうちょっと前に介入してくれれば良かったのに・・・と思うけれど、今週末これで眠れるようになった人も多いだろうし、倒産なんてなかなか体験できないからまぁいいかぁ。

それよりも今の一番の気がかりは11月の試験・・・。下手に手を出した自分が馬鹿だった・・・と弱気になる自分を叱咤激励し、地道に勉強するしかないのは分かっているのですが・・・。

それにしても今日は気持ちよく晴れました。地下鉄を途中で降りて、リージェントパークを散歩しながら帰ってきました(具合悪いのに・・・)。





2008年9月17日水曜日

塞翁が馬。

自分の会社の倒産をきっかけに株式市場が大荒れ。目が離せません。

今週しみじみ思うのは、人生万事塞翁が馬とはよく言ったものだなぁ~と。

先週はリストラにあって会社を去って行った人たちを気の毒に思っていたけれど、今週になってみたら数か月分のお給料をもらって辞めていった彼らのほうが倒産した会社に残っているわたしたちを気の毒がっている。

そして今日アメリカの業務を某銀行が買い取ることが決定し、追ってヨーロッパとアジアの部門もその銀行に吸収される可能性が高くなってきた。今のマーケットを見る限り、金融機関の倒産が続いてもおかしくない状態だし、そうなると先に倒産して買い取られる自分たちのほうがラッキーということになるかもしれない。

もしも残務処理組として今の会社に残る場合、雇用が不安定な分を考慮して現行の給料に上乗せがあるという話だし、新しい会社でリストラに合わないとも限らないし、もしかしたら吸収組に入らないことがラッキーであるかもしれない。

何がどう転ぶかはその人の受け取り方次第。

今日のところは目新しいアップデートはなく、北米オペレーションが買い取られたとは言ってもそれが自分たちにどう関係してくるのかも今時点ではすべて憶測(希望的観測?)。

誰もがヘッドハンターか同業他社の元同僚・知り合いとのコンタクトに大忙し。わたしはなんだか勢いがなくて、まだ何もしないまま。

2008年9月16日火曜日

長い一日。

今日もいつもどおりに会社に行って、ひたすら時間を潰して、いつになるのか分からない今後の情報を待ち、ようやく16時にアップデートが。とりあえず9月は毎日会社に行って、そうすれば9月分の給料は月末に支払われるそうです。そして残務整理チームが選抜され、個々の処遇はじわじわと連絡が来るらしい。様子を見ている限りでは、まだ倒産の事実を受け入れられない人が大半のようで、今後の待遇が伝えられるまでは自分も含めて空っぽになっているのだろうなぁと思います。

今日のビックリな出来事は、会社のあちこちにあったbenugo(カフェ)がすでに撤退していたこと。

2008年9月15日月曜日

正式に。

会社が倒産しましたぁぁぁ!!!とりあえずいつもどおり会社に行ったけれど、会社中が大混乱。なにせ規模が大きすぎて、今後の残務処理の予定も全然立たない状態のようです。目下のみんなの関心は今月の給料が支払われるのかどうかということで(金曜日が給料日)、かなり怪しい感じ。大半の人は明日も出社して私物を持って帰ると言っていましたが、毎日顔を合わせていた人たちともう会わなくなるかと思うと淋しい限りです。自分はどうなることやら?ビザのこととか今後の就職活動のこととか、考えなきゃいけないことはいろいろあるけれど、この麻痺した頭では何も浮かんでこないので、とりあえず今夜はぐっすり眠ることにします。

想定外。

週末で買収交渉に決着がつくのかと思っていたけれど、どうやら会社は倒産という方向で進んでいるようです。BBCの夜のニュースでもトップで報道されていたし・・・。自分のことも気にならないわけではないけれど、この倒産が世界経済に及ぼす影響がすごく気になります。月曜日の株式市場は荒れそうですね~。

2008年9月12日金曜日

渦中の人。

昨日はまだもしかして潰れるかも・・・という説もあり、社内ではみんな息を潜めて株価を眺めている感じだったのですが、今日になって潰れることはないだろうということに落ち着き、買収話は今週末に決着がつくだろうということで、なんとも台風の目の中にいるような一日でした。

今回の騒動で初めて自分の会社の役員構成をしみじみ眺めてみたのですが、役員の一人は42歳。自分とそう離れていない年の人が、グローバル企業を仕切っていけるだけの視野と器量を持っているということに考えさせられました。ううむ。

2008年9月11日木曜日

目が離せない・・・その後。

さらに株価は半分に。これまでのところいちおう通常通りに業務は行われていたけれど、さすがに今日の午後ニューヨークのマーケットが開いてからというもの、社内はシーンと静まり返っていました。いつもは午後になるとニューヨークの同僚からじゃんじゃんかかってくる電話もメールもなく、みんなひたすらスクリーンの株価を眺めるのみ。社内で流れてきたメールは、マスコミが会社のまわりに集まっているけれどコメントは控えるように、というだけ。

uncertainとはまさにこの状態だなぁ~。

初めての体験なので不謹慎ながらもちょっとわくわくしています。

2008年9月9日火曜日

目が離せない・・・。

会社の株価が急降下中。ここのところずっと不安定ながらも10ドルを割ることはなかった・・・のに、ついに今日10ドルを割って、仕事中も株価から目が離せず。みんなの目がスクリーンに釘付け。電話でニューヨークの同僚と話していてもお互いに気がそぞろ。今日は第三段のリストラがあって(明日も続くらしい)、午前中不穏な感じだったけれど、会社存続の危機にリストラどころじゃなくなりました。

というわけで、家に帰ってきても株価から目が離せず。マーケットが閉まるまであと20分。明日起きたときどうなっているのかしらん?

去年の今頃は1株80ドルだったことを思うと、今の会社の価値は10分の1。目に見える変化が少ないだけにとても不思議な感じがします。