2008年4月29日火曜日

実体のないもの。

会社では相変わらずリストラの試算が続いています。この作業は知る人ぞ知る、という感じなので、関わっているはずの人が関わっていなかったりすると、アレ???みたいな。どうやらエックス・デーは5月19日。

そんなピリピリした雰囲気の中、上昇志向まんまんの同僚にややうんざりしつつ、退職願を出したのに自ら三ヶ月残留すると契約書にサインしてしまったひ弱な上司の愚痴を聞きつつ、結構淡々と過ごしています。リストに載るもよし、載らなかったらその時はその時。

最近見つけた成分解析のサイト。

http://seibun.nosv.org

わたしの実体は、

78%真空
17%赤い何か
5%マイナスイオン

どうも的を得ているようで、実体のない自分が肉体を持って労働している姿を見守っているイメージが頭から離れず、おかげで振り回されずに済んでいるようです。

2008年4月28日月曜日

発汗。

心身ともにすかーとしたくなって、今日はサイプレス、ジュニパー、グレープフルーツとビターオレンジの塩風呂にしました。さすが、最強?の発汗ブレンド。ばしばし汗をかきました(まだかいている・・・)。

このブレンド、セドナの町のにおいに似ています。ジュニパーが入っているからだと思うけど(セドナの町にはジュニパーの木がたくさんあるのです)。

ジュニパーは当たりはずれがあって、間違えるとすごく臭かったりしますが、Fragrant Earth社のジュニパーは当たり!

そしてオレンジ。ふつう売っているのはスイートオレンジですが、最近のお気に入りはビターオレンジです。

2008年4月27日日曜日

祭りの後・・・

昨日の晴天はどこかへ行ってしまい、今日はいつものすっきりしないお天気。どうもぱっとしないので、雨が上がったすきを狙って近所の公園へ。

St John's Wood Church


色って本当に癒されます・・・。

2008年4月26日土曜日

フェルメールに遭遇。

土曜日は晴れで気温も上がるという予報だったので、会社では土曜日はまるで一大イベントであるかのように盛り上がっていたのですが、本当に今日はよく晴れて気持ちの良い一日でした!

というわけで朝からHampstead Heathを散策に。ロンドン北部にある公園で、公園というにはあまりに大きく、森があったり草原があったり池があったり、すっかり自分がロンドンにいることを忘れてしまうほど。歩いても歩いても公園の中。

ここの公園の中にKenwood Houseというお屋敷があり(映画Notting Hillで撮影に使われた場所)、ここでフェルメールの絵を発見しました。フェルメールの作品は33~36点と数が少なく、あちこちに散らばっているので折に触れ見て回っているのですが、まさかこんなところにあるとは思ってもいなかったので超ラッキー。

ただの土曜日、されど快晴の土曜日、お祭りの後のような倦怠感・・・。

Hampstead Heath

2008年4月24日木曜日

Two Lives

久々にヒット!な本に出会って、せっせと読んでいます。著者のおじさんの実話で、インド人とドイツ人(ユダヤ人)の恋物語なのですが、そこに人種問題と第二次世界大戦、ホロコースト、戦後などの社会情勢が絡んできて、なかなか奥が深いです。タイトルは、Two Lives、著者はVikram Seth。

今日帰りの電車の中で読んでいた中に、ユダヤ人のおばさんがドイツからイギリスに脱出してくる際に持ってきたトランクに数冊の本が入っていた、という部分があって、思わず自分だったらどの本を持ち出すかなぁと考えました。

なんとか10冊に絞ってみたところ・・・。

Aromatherapy An A to Z (Patricia Davis)
アロマテラピーのバイブル本。

Unforgettable walks to take before you die (Steve Watkins and Clare Jones)
世界各地をハイクした写真集。旅人放浪魂をそそります。

The Keys of Enoch (J.J. Hurtak)
内容が壮大なので少しずつしか読めないけれど、インスピレーションを得るために一緒に寝ている本。

ダンス・ダンス・ダンス(村上春樹)
何度読んだかしれないくらいの愛読書。常にこの世界が自分の中にある気がします。

The Great Gatsby (F. Scott Fitzgerald)
華やかではかなくてどこか繊細な物語。

The Lord of the Rings (J.R.R. Tolkien)
想像力の偉大さに感服します。物語の世界に遊びたくなった時に(現実逃避とも言う・・・)。

Life and Teaching of the Masters of the Far East (Baird T. Spalding)
日本語だとヒマラヤ聖者の生活探求。ぱっと開いて読むといつも啓示が。

Bhagabad Gita
インドの古典。会社で仲良しのインド人の同僚にギータが読みたいと言ったらプレゼントしてくれました。
中味はかなり難解で、いまだ読み終わらず・・・。

Economics (David Begg / Stanley Fischer/ Rudiger Dornbusch)
経済学のバイブル本。学生の頃はボロボロになるまでお世話になり、今は原書の英語版が手元に。お守りみたいな本です。

父の詫び状(向田邦子)
とてもとてもとてもあこがれる女性で、言葉の使い方が本当にお見事。

10冊に絞るというのはなかなか難しいけれど、改めて考えてみるとどうしても手元におきたい本というのもそうたくさんあるわけではないということに気がつきました。ちゃんちゃん。

2008年4月23日水曜日

10%・・・ 

昨日見たくないものを見てしまいました・・・。リストラのリストの一部。しかも名前が載っていた人とその後すぐにミーティングがあって、とても複雑な心境でした。げろげろ。今週は人件費10%カットの試算中なのです。

もし名前がリストに載っていたら、まずはまたロスに行って、景気づけにおいしいお寿司を食べ、それからアリゾナにハイキングに行って、帰ってきたら6月のイギリスでバラが満開のガーデンめぐりをして、そのあとこの際だから秋から大学院に戻って博士号を取得するもよし、香港に転勤するもよし、俗世間から離れた寺かどこかに1年くらいこもって修行するもよし、等々と計画は無尽蔵に膨らんでいたのですが、うれしそうに夢を語るわたしに向かって上司が「キミの名前はないよ」と。宝くじに夢いっぱいになったあと結果を調べてがっかりしたときみたいな心境・・・。

第二段リストラは来週あたりから始まるらしく、会社の中はなんだか汲々としていて、特に重点が置かれると思われる債券のフロアはあまり近寄りたくない雰囲気です。でもわたしのお仕事相手はそこのフロアのど真ん中にオフィスがあるので、今日彼女のオフィスに結界を張ってきました(笑)。

とりあえずまわりに振り回されないように、"stay calm"と自分に唱えつつ日々過ぎてゆきます。

2008年4月21日月曜日

バスマティの危機

くたびれてくるとお米が食べたいなぁ~と思うので、米は欠かさないように生活しています。大抵うちにあるのは、日本米に似ているカリフォルニア米とインド系バスマティ・ライス。

今日会社でインド人の同僚と話していたら、彼女の住むWemblyのあたりではバスマティ・ライスがなくなるとのうわさがあり、焦った人々が買占めに走っているそうです。なぜバスマティの供給が急になくなるのか理由は分からないそうですが・・・。

というわけで帰りに近所のスーパーに寄ってみたら、いつもあるはずのバスマティ・ライスが本当に最後の一袋になっていてビックリ。当然買いました。

それにしても謎だ・・・。

ちなみに彼女のママが言うことには、米は長く保存しておいたほうがおいしくなる、と。

ううむ。

絶対新しいほうがおいしいと思うんですけどね。

2008年4月20日日曜日

ダッフルは手放せずとも・・・

今日もまたまったりと霞がかったお天気。でも部屋の窓から見える木々の緑に誘われてリージェントパークへ散歩に行ってみました。

なにせリージェントパークは広大で、気の赴くままに歩いていくといつも新たな発見に満ちています。

今日はチューリップ♪

いつも思うのだけれど、ここの花壇のお花の色の取り合わせは本当に見事で、ちょっとしたカラーセラピーでも受けたかのような気分に。

いまだにダッフルコートを着ていても季節は着実に春・・・。

Regent Park 20APR08

2008年4月7日月曜日

英語のほうが・・・

昨日「プリティ・ウーマン」を見ていてしみじみ思ったこと。英語のほうが感情表現が素直になれるのではないかと(恋愛シチュエーションにおいて)。

VivianとEdwardがバーで待ち合わせる場面。

You're late. 

You're stunning.

You're forgiven.

Shall we go to dinner?

日本語だと、

遅れたわね。

すごくきれいだね。

許してあげる。

ディナーに出かけようか。

となるけど、どうもあまりロマンチックじゃないよね・・・。

そして二人がオペラに出かける場面。

If I forget to tell you later, I had a really good time tonight.

Thank you.

これも日本語だと、

あとで言うのを忘れるかもしれないから(今言っておくけど)、今夜はとても楽しかったわ。

ありがとう。

昔からこのセリフはぜひ使ってみたいと思っていて(その機会は来ないまま)、でも日本語だと口からすらすらと出てこないよなぁ・・。

英語のほうが素直に気持ちを伝えられそうですねぇ~。

2008年4月6日日曜日

四月の雪



朝起きてみたら、雪が・・・。

午後には回復してすっかり消えてしまいましたが。

昼間の時間は着実に長くなっているので、春が来たのは確かなんですけどね~。

2008年4月4日金曜日

春ですねぇ~



2週間に一度、イギリスで採れた有機野菜のデリバリーが届く。ここの野菜を食べると野菜の味がしみじみ感じられます。しかもその時に採れたものが届くので、手元に来るまで中味が分からないのもとても楽しみ。

今日届いたのは、

アスパラガス
アーティチョーク
なす
アボカド
セロリ
マッシュルーム
リーク

春っぽいです~。

早速これからいただきます。

2008年4月3日木曜日

陸の孤島

LAから帰って来て久々の時差ぼけに悶えつつ、月末の締めなので睡眠不足でもやーとしたまま残業が続く日々です。いちおう今日で第一段目の山を越えたので、今日こそは早く帰ろうと19時にオフィスを出たら、地下鉄が止まっていて駅が閉鎖されていました・・・。

そもそも職場のあるCanary Wharfは、ロンドンの東の僻地なので交通手段は基本的にJubilee LineとDLRの二つしかなく、地下鉄が止まると当然のごとく人々はDLRに殺到するので、これまた乗るまでに延々と時間がかかり、運が悪いとあまりの混雑にDLRまで止まってしまうというあまりありがたくない場所なのです。

なんとかDLRに乗り込み、BankでNorthern Lineに乗り換え、Camdenへ。そこからバスで10分!!!のはずが、バスは延々とやって来ず、せっかくここまで来たのだしと変なところで気合を入れてタクシーに乗りたい欲望をやり過ごし、ひたすらバス待ち。停留所の時刻表によれば12分おきにバスがあるはずなのですが、
時刻表などというものは存在しないに等しいのがここのバス。

家に着いたのは21時半。

ロンドンに住んでいると物事に時間がかかるのがあまりにも当たり前なので忍耐力が自然と身につくようです。やれやれ。